「どの物件を選ぶか」と同じくらい重要なのが、「どの不動産会社・担当者と付き合うか」という点です。
不動産会社や営業担当の対応によって、物件選びのストレスや満足度は大きく変わります。
ここでは、信頼できる不動産会社・担当者を見極めるためのポイントを紹介します。
返信が早く丁寧な担当者は信頼できる
問い合わせをした際のレスポンスのスピードと内容の丁寧さは、その担当者の誠実さを測る大きなポイントです。
- メールの文面が簡素すぎないか
- 質問に対して具体的に答えてくれるか
- 電話対応が礼儀正しいか
こうした初動対応の印象は、実際のやり取りにも表れます。「大丈夫ですよ〜」だけで済ませる人より、根拠を示してくれる人を選びましょう。
押し売りせず、希望をくみ取ってくれるか
信頼できる営業担当者は、顧客の希望条件をしっかり聞いた上で、的確な物件を提案してくれます。
逆に、次のような対応をする人には注意が必要です:
- こちらの希望を無視して「とにかく早く決めましょう」と急かしてくる
- 見た目がキレイなだけの物件ばかり紹介してくる
- ネガティブ情報(駅から遠い、上下階がうるさい、周辺の治安が悪いなど)を言わない
こういった営業は、契約を取ることが目的になっており、入居後の満足度には配慮していない可能性が高いです。
デメリットや注意点も伝えてくれる人を選ぶ
良い担当者は、物件の良い点だけでなく、「マイナス面」や「注意すべきこと」も正直に伝えてくれます。
たとえば、
- 「この物件は収納が少ないので注意してください」
- 「夜は少し騒がしいエリアです」
- 「オートロックはないので防犯面は工夫が必要です」
といった情報を隠さず教えてくれる人は、長期的な顧客満足を重視している証拠です。
契約内容や費用説明が明確であること
初期費用の内訳や契約条件を、曖昧にごまかしたり、後出しで追加請求してくる不動産会社には要注意です。
たとえば、
- 仲介手数料が不当に高い(上限は「家賃の1ヶ月+税」)
- 不明瞭なクリーニング費用や鍵交換代が加算されている
- 重要事項説明を適当に済ませようとする
などの対応があれば、すぐに別の会社も検討すべきです。契約書の中身を細かく説明してくれる担当者こそ信頼に値します。
実際に店舗や口コミをチェックする
できれば、不動産会社の店舗にも足を運んでみましょう。店舗の雰囲気やスタッフの態度から、その会社の方針や教育レベルが見えてきます。
また、GoogleレビューやSUUMO・HOME’Sなどの口コミサイトで以下の点をチェックしておくと安心です:
- 対応が親切だったか
- トラブル時の対応が誠実だったか
- しつこい営業がなかったか
ただし、口コミも一部偏っている場合があるため、複数の情報源を参考にすることが大切です。
地元密着型と大手、それぞれの特徴を知る
不動産会社には「地元密着型」と「大手フランチャイズ系」があります。
タイプ | 特徴 |
---|---|
地元密着型 | 地域情報に詳しい/掘り出し物件あり/柔軟対応が得意 |
大手フランチャイズ | 店舗数が多く安心感/物件数が豊富/対応がマニュアル的なことも |
どちらが良いというより、自分に合った担当者がいるかどうかが何よりも大切です。
長く住むことになるので後悔しないようしっかりと自分の意思を伝えられる担当者と物件を探していきましょう!