これから新生活!引っ越しはワクワクする反面、「何から手をつければいいの?」と不安に感じる方も多いはず。住所変更、ライフラインの手続き、荷造り…やることは山積み。本記事では、引っ越しの際にやるべきことを時系列で整理したチェックリストをご紹介します。
引っ越し準備はいつから始めるべき?
引っ越しは、「準備をいつから始めるか」で手間が大きく変わります。
多くの人が「1週間もあれば大丈夫」と考えがちですが、実際は1ヶ月以上前から計画的に動くことが理想です。
なぜなら、
- 荷物の整理
- 役所関係の手続き
- ライフラインの手配
- 住所変更
- 業者の手配
など多岐にわたる作業があるからです。
時系列で見るやることをリスト化し全体像を把握する
引っ越しの準備は、「やること」を時系列で整理し、各タイミングでやるべきタスクを明確にすることが重要です。
引っ越し1ヶ月前から当日・引っ越し後まで、やることを時系列でまとめた「全体の流れ」をご紹介します。
▼引っ越し1ヶ月前〜3週間前にやること

主に計画と手続きが中心です。
早めの行動が、後のトラブルや慌ただしさを避けるカギとなります。
- 引っ越し日を決める
- 新居の契約:入居日確認、鍵の受け取り日確認
- 退去の連絡を大家または管理会社にする(賃貸契約によっては1ヶ月以上前に必要)
- 引越し業者の比較・見積もり依頼・予約
- 不用品の処分・売却・リサイクルの手配
- 粗大ゴミの予約(自治体によって受付締切が異なる)
- 学校・保育園などへの転校・転園の連絡
- 職場や関係機関へ転居の報告
引越し業者の予約は、繁忙期には特に早めに押さえなければなりません。
年度末から新年度にかけて(2月~4月)、上半期から下半期の切り替わる時期(9月)は直前になると希望の日にちが取れないこともあるため、1ヶ月以上前の段階で動き出すと安心です。
この段階で、ある程度荷物の分類や断捨離をしておくと、荷造りがスムーズになります。
▼引っ越し2週間前にやること
この時期になると、少しずつ「行動ベースの準備」に入っていきます。特に「生活インフラ系」の準備を本格的に進めていきます。
- 電気・ガス・水道の停止と開始の手続き(引越し前の旧居と新居それぞれ)
- ネット回線の解約・移設手続き
- 郵便物の転送届を郵便局に出す(ネットでも可)
- 市区町村役場で転出届を提出(転出証明書の受け取り)
- 荷造りを開始(まずは使用頻度の低いものから始める)
- 引越し業者との詳細確認(時間・搬出ルートなど)
荷造りは想像以上に時間がかかります。本・食器・衣類・雑貨などは、分類や梱包に手間がかかるため、余裕を持って取りかかりましょう。特に「ネット回線」は移設予約が取れにくいこともあるので早めにしましょう。
▼引っ越し1週間前〜前日にやること
引っ越し1週間前になると、やることが一気に実務的になり、荷造りと最終確認の時期です。
- 食品の買い溜めを控え、冷凍食品を使い切る
- 貴重品・重要書類は別でまとめておく
- 引っ越し当日の持ち物リストを作成、必要なもの(着替え・貴重品など)の準備
- ゴミの最終処分(粗大ゴミの予約は早めに)
- 引越し先の住所・連絡先をまとめてメモ
- 冷蔵庫・洗濯機などの水抜き準備
- 新居の近隣挨拶の準備(粗品など)
- 旧居の掃除(退去前に写真を撮っておくと安心)
「当日必要なもの」はすぐ取り出せるように手荷物でまとめておきましょう。
「転出届」は引越し前の市区町村で提出。
忘れてしまうと転入先での住民登録ができなくなるため、優先順位を上げて対応しましょう。
▼引っ越し当日にやること
当日はとにかくバタバタします。以下のタスクを前日までにチェックしておくと安心です。
- 搬出・搬入の立ち会い
- 電気・ガスの開通立ち会い(新居)
- 旧居のブレーカーを落とす
- 旧居の最終確認・鍵の返却
- 新居の設備確認(傷や汚れのチェック)
ガスの開栓は必ず立ち会いが必要なため、事前に時間調整しておきましょう。
▼引っ越し後1週間以内にやること
引越し後も意外とやることが多いので注意です。
- 転入届の提出(新住所の役所)
- 住所変更:
- 国民健康保険・年金・マイナンバー
- 免許証や銀行口座、クレジットカード
- 宅配サービスや通販サイト
- インターネット・テレビの設定
- 新居の挨拶回り(上下・両隣・管理人など)
引越し後すぐに生活が安定するよう、早めにこれらの手続きを済ませましょう。
直前に慌てないためのポイント
引っ越し準備で最も大切なのは、「余裕を持つこと」と「やることをリスト化して見える化すること」です。頭の中だけで覚えておくと、うっかり忘れやダブルブッキングを招きやすくなります。
ぜひ参考にして、スムーズな引っ越しを実現しましょう。